社会保険の届出の際、ずいぶんと添付書類が多くなっていますね

社会保険の手続きの際、以前は本人が申告したことで作った書類で進んでいたことが‥、今ではいろいろと証明書類を求められることが多くなりました。大多数の健全な被保険者の負担感は増しています。

考えてみれば、この10年ほどでさまざま世の中を騒がせる事件などありましたから、そういった出来事が少なからず影響したように思います。

マスコミで大きく取り上げられたこととしては、10年ほど前、ある逃亡犯が捕まったとき、介護施設の職員として勤務し、ホームヘルパー2級の資格を取得していたことがありました。また別の逃亡犯が偽名を使って接骨院で働き、社会保険に加入していたこともありました。そのころから取得時の本人確認について厳しくなり、(それだけが理由ではないのでしょうが)現在のマイナンバーを記載しての届け出に至った流れもあるように思います。

また、健康保険の扶養については、5年ほど前、よく言われたことは、日本国内で働く外国籍の人が海外の親族を扶養にして日本の医療費を食い物にしているとか、偽りの海外療養費を請求している、というようなことが一部の週刊誌報道で述べられていた記憶があります。

平成30年には、海外居住の被扶養者については証明書類の提出が厳しくなり、令和2年には扶養に入れるのは日本国内に居住している人に限定されました(留学する学生などを除く)。

いろんなことがあった10年ですが、このようなことから住所に関すること、親族であること、収入が一定額未満であることなどは、本人の言うことだけでなく、証明書類を添付することが必要になったのでしょう・・・